協同組合S組合員向けホームページ活用支援
ホームページの活用で新たなビジネスチャンスを目指す
協同組合Sの組合員様に於かれましては、一部ホームページでネットビジネスを行っている企業様もいらっしゃいますが、その殆どは過去に持っていた若しくは今まで持っていなかった組合員様が多い実情でした。昨今の消費低迷と市場の縮小により廃業した事業所も多く、組合員様は危機感を持っていらっしゃいました。そこでホームページを活用し、実店舗への来客促進やネットビジネスを始めてみようとの事で当事務所に富山商工会議所様からの紹介で支援する事になりました
支援の体制
協同組合様からの依頼と言う事もあり、富山県中小企業団体中央会様と富山商工会議所様の2支援団体様から支援の内容に応じてご協力頂く体制を当事務所から働きかけ、ご承諾頂きました。つまり組合員全体に対する支援は富山県中小企業団体中央会様と当事務所で支援し、組合員様の個別の支援要請については、富山商工会議所様と当事務所が支援するという体制です。
まずは、お手軽な「みんビズ」を活用
ホームページの作成や維持更新には、従来だとホームページビルダー等のホームページ作成ソフトを習得するのが一般的ですが、近年CMS(コンテンツ・マネージメント・システム)というホームページ作成ソフトを使わなくてもブログ形式で簡単にホームページが作成できるサービスを有償・無償で提供している企業が多数出てきております。そこで、ITコーディネータ協会が推奨している「みんビズ」を使ってホームページを作成して貰う事にしました。「みんビズ」は様々な制約があり、使いづらい所もありますが、1年間ドメイン利用料も無料であることから、「手始め」にホームページを作成して、その後必要に応じてホームページ制作会社にオリジナルホームページを作成してもらう事やMTやWordPressへの移行を想定しております。
ホームページの制作のみならず幅広く学習して貰う体制づくり
ホームページを制作するにあたって、コンテンツ(記事)内容は極めて重要ですが、写真などの映像にて訴求性を高める必要があることは言うまでもありません。そこで、当事務所がコーディネートし、フリーソフトを使ったバナー作成講座と写真撮影講座を開催致します。当事務所はSEO対策等、作成されたホームページのブラッシュアップ支援を行うといったカリキュラムで支援する事にいたしました。
経営戦略という原点に戻る
組合員様の中にはどの様なコンテンツを掲載して良いか解らないという悩みもありました。そこで、ホームページでターゲットにしたいお客様の確認や、そのニーズやシーズ、そして、ニーズやシーズを満足させるための自社のノウハウ・強みをまとめて見ることになりました。
その前に社長の想いや具体的な戦略目標をヒアリングし、「現状事業ドメイン分析」「業界特性分析」「SWOT分析」などを通じて現状把握を行う事になりました。現状をしっかり把握した上で目標となるインターネットを活用した「あるべき姿の事業ドメイン」とのギャップを整理し、行わなくてはならない経営課題を抽出するという流れです。
こうすることで、競合他社との優位性を持たせるために、何が必要か。その優位性をホームページでアピールすることで集客を図ろう。と言った流れになります。まだ、取組みを始めたばかりですが、意欲のある組合員様も多いことから今後に期待をしたいと思います。